
こんにちは。ロボ部員okamotoです。
つい最近、こんなニュースがありました。
ソフトバンク、ロボット新興企業Fetch Roboticsの資金調達ラウンドを主導
シリーズAで2000万ドルだと大体24億円ぐらい。ロボット産業の世界だと、これぐらいの金額が普通に動くのは当たり前なのかもしれませんが、ソフトバンクが投資すべきと判断したFetch Robotics!! いったいどんな会社なんでしょうか。
気になったので、色々調べてみました。
Fetch Roboticsはどんな会社?
Fetch RoboticsはUS西海岸のカリフォルニア州サンノゼを拠点としてるスタートアップです。CEOはMelonee Wiseさんという方で、現在20名ちょっとで活動しているようです。
彼らが開発してるのは、Logisticsの分野ですごい力を発揮しそうな、倉庫配送や受注処理で使われるロボットシステムの開発。「Follow Pick」や「Fetch & Freight」といったロボットを世の中に送り出しています。
どんなロボットかは動画でわかりやすく紹介されています。
Follow Pick
Fetch & Freight
動画が、The Customer (客!!)というキャプションからはじまるのに、ちょっと動揺しましたが、ネット通販で注文された商品がこんな感じであれやこれやされてしまうなんて、すごい便利そうですね!!!
そして、何より、Follow Pickは子犬がついてくるかのような動きでかわいいですね。埃っぽい倉庫でもFollow Pickがいてくれれば、どんどん荷物運んじゃえそうです。かわいいは正義。
最近では、Amazonが倉庫に1万5000台のロボットを導入というニュースが思い出されますが、ネットを通じた注文はまだまだ全世界的に伸びていく分野なので、これからますます伸びていくことが期待されるスタートアップですね!
CEOはMelonee Wiseさん!!
ちなみにFetch Robotics、どんな方がCEOなんだろうと調べてみたところ、Melonee Wiseさんという方がCEOをやっていらっしゃいました。
Willow GarageやUnbounded Roboticsといった企業で、ロボティクスエンジニアとしてキャリアを積まれてきた経験豊富なエンジニアの方です。
彼女のプロジェクトページを見ると、おっとなんかどっかで見たことあるぞっていうロボットもいます。素敵ですね。
そんな彼女ですが、Linked Inを見るとなんと日本でもなかなかいないRobot Ninjaを名乗っています!ロボットエンジニアを越えて、もはやロボット忍者とは恐れ入りました。
Fetch Roboticsのこれから
創業時には300万ドルの資金調達を、そして今回の2000万ドルの資金調達を行うことで、次の準備を着々と進めているFetch Robotics。
IEEE SPECTRUMのインタビュー記事によると、初荷の40台を出荷したばかりで次の大規模な生産準備を着々と進めているところだそうです。
ものを運んだりするロボットは、決してロジスティックの分野だけではなく、レストランや・ホテル、日常生活は介護の領域などでもチャンスはあるはず。これからのFetch Roboticsには期待ですね!!
ホテルで活躍するRobot Butler!
人まで運んでしまう介護用Robot Robear!