中学とか高校の体育でやりますよね、柔道。
体育会系じゃない方は柔道部の強い人にスッパーン!と気持ち良い背負投げされて、楽しむのがオススメです。
そんな柔道でまず最初に学ぶ受け身ですが、どうやらあれってやっぱり効果的なようです。
ジョージア工科大学からロボットに受け身をさせて衝撃を和らげる研究が発表されました。
研究している方からのコメントは以下
“このロボットは倒れた場合のダメージを最小限におさえるために必要な一連の動作をするようになっています。 私達のアルゴリズムは初期に起こる幅広い様々な揺るぎに対して、自動的に体の接触点と接触順序、さらに体制とタイミングを決めるのです。 この一連の動作は与えられた運動量を消散するように最適化されています。”
さて、肝心の効果はいかほどなのか? 人間サイズのヒューマノイドだと多くの場合頭の部分が大事なパーツになっておりとても高価なのですが、その頭部に対するダメージは30%から最大で90%の軽減に成功するそうです。 かなりの効果のようですね。
人もロボットも頭は大事です。
…. ズコッー!
DARPAロボティクス・チャレンジで多くのロボットが倒れていく姿が面白いと海外では話題になっていましたが、このアルゴリズムは問題解決のひとつになるかもしれませんね。
人類はなんたって700万年も前から(サヘラントロプスが)二足歩行の練習をしていましたからね、受け身の判断なんてちょちょいのちょいですが。
ここ数十年でここまでできるようになったロボットの進歩はやはり計り知れないなぁ。