こんにちは。ロボ部部員のmutoです。
昨年11月にハードウェアスタートアップ向けの施設DMM.make AKIBAが開設されたというニュースは記憶に新しいと思いますが、昨今、ハードウェアをプロダクトとするスタートアップが増えてきています。今回のエントリーでは、ロボ部が注目するロボット系スタートアップをいくつかサクッとまとめて紹介していきたいと思います。 (ちなみにロボ部もDMM.make AKIBAのシェアオフィスをレンタルして活動しています。DMM.make AKIBAについての詳しい情報は以下の記事をご覧ください。)
- 総額5億円の開発用機材を自由に使える“ハードウェア・スタートアップの聖地”「DMM.make AKIBA」誕生
- 設備総額5億円、ハードウェアスタートアップ向け拠点「DMM.make AKIBA」公開、起業支援プログラムも
ユカイ工学 株式会社
ユカイ工学株式会社は2007年12月に設立されたスタートアップで、「ロボティクスで世の中をユカイにする」をテーマにネットとリアルを繋ぐプロダクトを作っている会社です。
脳波を測定するセンサーを活用した「necomimi」や手のひらサイズのロボット「ココナッチ」、Pepper専用のホームコントロールデバイス「Pepperのマホウノツエ」などの開発を行っています。
直近では、家族向けのコミュニケーションロボットBOCCOが発売されましたね。
Boccoを自宅に置いておくことで、外出先からスマートフォンを用いて伝言を残すことができたり、お子さんが帰宅したり外出したタイミングをスマートフォン上で確認することができます。
先日たまたまTech Crunch Tokyo2014に行ったのですが、そこで「ロボットのいる生活と近未来のUI」というテーマでソフトバンクロボティクスの方、Ringを開発しているログバーの方とパネルディスカッションをされていました。
今後も目が離せない企業の一つになりそうですね。
BOCCOについての詳しい説明はこちらのページを見るとよりわかりやすいかと思います。
オリィ研究所
オリィ研究所は2012年9月に設立されたスタートアップで、OriHimeというテレプレゼンスロボットを開発しています。
OriHimeは入院中の患者と外部の人が簡単にコミュニケーションできるようにするためのロボットで、患者はOriHimeを自分の分身のように操作することができ、離れた場所にいる人に声や動作などを伝えてくれます。
これはオリィ研究所所長の吉藤健太氏が、幼少期に長期の入院生活や引きこもりを経験し、そのときにコミュニケーションの可能性を実感したと言う実体験から生まれたそうです。まだ正式なリリース予定は未定なのですが、引き続きウォッチしていきたいと思います。
- カラーも豊富
機楽株式会社
機楽株式会社は代表の石渡昌太氏が立ち上げた会社で、家電メーカー・自動車メーカーから依頼を受けて試作品のデザイン・技術開発等を行っています。先ほど紹介したnecomimiの開発にも携わっています。
最近では、世界最大のクラウドファンディングサイトである「Kickstarter」で資金調達に成功し、ロボット開発キットの「RAPIRO(ラピロ)」というプロダクトを提供しています。
RAPIROには、12個のサーボモーターとオープンソース・ハードウェア・プラットフォームの「Arduino(アルドゥイーノ)」互換の制御基盤が標準搭載されています。
また、より高度な制御や情報処理のプログラミングをしたい方は、世界的に流行している超小型コンピューターの「Raspberry Pi(ラズベリーパイ」を搭載することもできます。以下の動画はRaspberry Piを用いてRAPIROを制御している動画になります。
最後に
いかかだったでしょうか?今回は日本のスタートアップ、それもヒューマノイドに限定して紹介しましたが、今後は海外のスタートアップや家電系ロボット、業務用ロボット等、より幅広くご紹介していきたいと思います。
以上、ロボ部部員のmutoでした。